郡山ヒロアキ展―新しい命の始まりー

山の中で腐敗し朽ちて土に帰ろうとしていた木の残骸と言うべき物を持ち帰り、苔むしたところ、腐りきったところ、害虫に蝕まれていたところを剥がして、磨いていくうちに、まだ木として生き残っていた場所にたどり着く。どんどん進めていくと、輝かしい命が表面に出現する。それを見つけた時、鉱脈を発見したような喜びがあるという。

「発掘」と本人はその作業をとらえて言う。

磨いて出てきた姿は元あった形の根幹を宿しながら、作家の手を経た形で新しい生を得る。

作家は自分が産み落とした形を見て、「変やろ」「面白いなあ」と言いながら、展示していく。展示空間で最終の形を決められ、新しい命としてお披露目される。

「えー!これ○○に見える!」「いや△△にも見えるで!」「うわーホンマ!ホンマ!」と実に気楽に楽しい。

もがきながら生み出された形に作者が喜びを感じながら制作しているのが伝わってくる。郡山ヒロアキ_016

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