高田光治研究室

先日、大阪芸大の高田光治先生の研究室に伺いました。美術学部の教授の部屋が、まるで生物研究室。

展覧会準備のキノコの作品がうずたかく積まれ、整頓された棚には絵具に代わり、様々な種子類が分別され瓶に詰めて並べられていたり、虫が貼り付けられた作品があったり・・・

虫から始めて種子になり、そしてキノコや粘菌へ、それらが高田先生の表現の素材なのです。

行動美術協会の会員として油絵を描いておられるが、裏の面(どちらが表?)では生物学者といっても良いほどの執着を見せる。

「粘菌を採取するのは大変です。地面にシーツを敷いて腹這いになって、2時間くらいかけて周囲の地面を探し廻るんです。」と。

「粘菌のオスとメスが出逢って生長が始まるんです。」ええ~っ!粘菌って動物だったんですか?(動物という分類ではなく、アメーバー的なもの)

驚きの連続です。

少年の心で森の中の生物に触発され、徹底的に収集し調べ・・・その生物の内側に心を向け、高田光治の世界を造り上げる。少年と学者とアーティストが三位一体となって作り上げられた作品達は、それら一つ一つに目を凝らした瞬間に、誰もがポエムを書きだす事でしょう!本当に興奮しっぱなしでした。

このワクワク感を早く皆さんに見てほしい!そんな思いに満たされて帰途につきました。